because of」は汎用的なで無難な言い方

英会話の中で理由や原因について表現したい場合、一般的には前置詞句の「because of」や「due to」、「owing to」のような言い方が使えます。場面によっては「thanks to」も使われます。こうした表現を、ニュアンスごとに使い分けられるようになると、表現力がグッと広がります。 ちなみに、「due to」「because of」「thanks to」の直後には決まって名詞が置かれます。
「because of」は汎用的なで無難な言い方
「because of」は日常英会話の多くの場面で無難に使える表現です。原因・理由の内容がポジティブなものであってもネガティブなものであっても使えます。 Our project succeeded because of his effort. (彼の努力で私たちのプロジェクトは成功した) The match was postponed because of the rain. (雨天のため試合は延期になった)
「due to」も一般的な便利な言い方
「due to」もさまざまな文脈で使える一般的な表現です。「because of」に比べるとフォーマルな場面での英会話や文書などで多く使われます。 「due」には「~に帰する(べき)」という意味合いがあります。「~のせいで(~になってしまった)」というようなネガティブなニュアンスで使われることもままあります。 Due to the typhoon the train service was stopped. (台風のせいで列車の運行が止まった)
「owing to」はやや形式的表現
「owing to」も「due to」と同様に幅広く使える表現ですが、口語的ではなく、日常会話ではあまり用いられない言い方です。 この表現はポジティブな要因にもネガティブな要因にも用いることができますが、「owing」の語そのものには「(借りがあって)未払いで」や「原因を帰するべき」といった意味合いがあります。
「thanks to」はポジティブな内容を示す
「thanks to」は理由となる内容を嬉しく思っているというポジティブな内容を示す際に特に使われる表現です。「~のおかげで」という訳がぴったりくるでしょう。 たまにネガティブな要因を皮肉ってthanks toで述べることもあります。 Thanks to him, our team won the victory. (彼のおかげで、私たちのチームは優勝した)